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第53回 脊柱管狭窄症や変形性膝関節症にかかったら

両足の裏が少ししびれるようになった。両足の裏だけがしびれるのだけれど、日常生活には何の支障もないので、そのままにしていた。考え事をしたり、景色を眺めたりしながら、散歩したりジョギングしたりしているので足のしびれは気にならない。

その後、腰のあたりから足首まで右足に沿って少し痛みが出るようになった。それで、しばらくジョギングを休むことにした。多少痛いが散歩するにはあまり支障はない。それで、散歩だけは毎日続けた。しかし、しだいに痛みがひどくなってきた。それで、散歩するのが億劫になった。長い間足をこき使ってきたせいだと思った。もう、山歩きもできないのか、と思うと悲しくなった。

近くの整形外科クリニックに行って診てもらった。レントゲン写真を撮った結果、脊柱管狭窄症の疑いがありますと言われた。「もう、ジョギングをしたり、山歩きをしたりできなくなるのでしょうか」と聞いたら、「そんなことはない、治る」と言われた。足を使い過ぎたわけではない、単なる老化現象だと言われた。それで、安心した。痛み止めの薬を処方された。2週間、薬を飲んだが痛みもしびれも全くとれなかった。2回目にクリニックに行くと、別の薬を処方された。そして、また2週間薬を飲んだが、やはり薬は全く効かなかった。3回目にクリニックに行くと、同じ薬をもうしばらく飲んでみて下さいと言われた。同時に、大きな病院でMRIできちんと調べた方がいいと言われ、市民病院で検査の予約をしてもらった。

市民病院で検査する日の数日前に、痛みは取れた。薬が効いたのだろう。しかし、しびれは取れなかった。MRIを取って、その画像を直接クリニックに送ってもらった。そして、4回目にクリニックに行ったときに、やはり、脊柱管狭窄症だと診断された。しかし、既に痛みは取れているので、痛み止めの薬はもう飲まなくてもいいと言われた。しかし、しびれは手術をしなければ取れないだろうと言われた。また、痛くなったら来て下さいと言われ、治療終了となった。また、ジョギングも山歩きも続けた方がいいと言われた。

それから半年ほどして、今度は膝が痛くなった。膝は以前から痛みが出たり、ポキポキ音がするようなことがあった。でも数日休めば治った。しかし、今度は数日休んでも痛みが取れない。スーパーに買い物も行けない。部屋の中で歩くのも痛い。しかも、しだいに痛みがひどくなり、ついにストックを使わないと歩けなくなった。今度は本当に、もう山歩きが出来なくなった、と思った。

それで、また近くの整形外科クリニックに行った。レントゲン写真を撮ったら、変形性膝関節症ってやつです、老化現象ですね、と言われた。それで、「今度こそ、もうジョギングや山歩きはできませんか」と聞いたら。「そんなことはない、2、3ヶ月で治る」と言われた。「2週間に一度のペースで数回、ヒヤルロンサンの注射を打てばいい」と言われた。それでその通りにした。すると、注射を打つたびに、少しずつ痛みが取れて行った。そして、5回目を打った時に、自分からもう痛みはなくなったから治療は終わりにしたいと言った。すると、「ジョギングや山歩きは続けてください、筋肉が少なくなるとよけい悪くなるから」と言われた。

テレビで、腰やひざの痛みを緩和するためのサプリメントをいろいろな企業が宣伝している。有名人がいかにも効果があるかのような感想を言っている。これらの有名人はそのサプリメントを本当に飲んで効いたのだろうか。おそらく飲んでもいないだろう。なぜなら、それらの映像をよく見ると、小さな字で「個人の感想であり効用を表すものではありません」と書かれている。つまり、効果はないと書かれているからである。それなのに、有名人は効きもしないサプリメントをさも効くかのような感想を言う。おそらく企業から大金をもらっているからだろう。また、なぜ多くの人は効きもしないサプリメントを買うのであろうか。そんな物は買わないで、やはり病院に行って診てもらった方がいい。

効かない薬やサプリメントをあたかも効くかのように宣伝すると、違法行為になる。そこで、企業は「個人の感想であり、効用を表すものではありません」とことわっているのだ。

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