次ページ  目次

経営相談どっと混む

第31回 ひざ痛を直す方法

数年前からひざが冷えるようになった。そのうえ、時々痛むようになった。特にジョギングをしたり、山歩きをすると痛む。そこで、大学病院に行って診てもらったら、「問題ありません。少しひざを使いすぎたからでしょう」と言われて、痛み止めの塗り薬を処方された。しかし、その塗り薬はメンソールが入っていて冷えたひざに塗るとよけい冷たく感じるのでつけるのを止めた。そこで、ひざを暖めるサポータを使うようにしたが、歩くとサポータはすぐにずり落ちてしまうので、寝るときだけしか使えない。しかし、説明書には、寝るときは血液循環が悪くなるので使うな、と書いてある。結局、大き目のものを買ってきて寝るときだけ使うことにした。また、ジョギングは控えることにした。

でも山へは行きたいので、山歩きをするときには痛いのを我慢するしかなかった。その後しばらくして、山へ行ったときにひどく痛んだので、また、病院へ行った。今度は別の病院(市民病院)へ行って診てもらった。そしたら、腰が原因だと言う。腰からひざに痛みが来たのだという。そして、腰が痛くないかと聞くので腰は痛くないと言うと、腰のレントゲンを撮ってみようと言う。腰のレントゲン写真を見て、このままではそのうち腰も痛くなるから、今のうちに治療をした方がよいと言う。どのような治療をするのかと聞くと、それには答えずに、次回から治療をすると言う。そこで次回の予約をして帰ってきた。

家に帰ってから、どうもおかしい、ひざが痛いのになぜ腰が原因なのかと不思議に思った。ヤブ医者ではないかと疑った。ネットで調べてみたら、ひざが冷えたり痛くなったりすることが腰が原因だとは書いてなかった。それで、もうこの病院にいくのは止めにした。良く考えてみたら、ひざが冷える原因はどうも風呂につからないでシャワーだけで済ましていたために、体を芯から温めていなかったからかもしれない。というのも、ひざが冷えるようになったのは、風呂につからなくなったのと同じころからだからだ。そこで、できるだけ風呂にゆっくりとつかるように心がけた。

しかし、風呂に入りたくてもすぐには沸かないので、どうしてもシャワーになってしまう。特に、外から汗だくで帰ってきたときはすぐにシャワーを浴びたくなる。そこで、できるだけひざを暖かくしてくれて、しかも歩いてもずり落ちないようなサポータを探して使った。少しは良いが、やはり根本的な解決にはならない。それで、また、別の病院へ行って診てもらった。近くの小さな病院である。先生は一人で看護師が一人、検査技師が二人で事務員が二人の病院である。でも、看板には内科、外科、循環器科、消化器科、整形外科、人間ドッグなどと書かれている。名前も△△中央クリニックと総合病院のような名前となっている。医者が一人なのに、何でもできるらしい。

この病院へ行って驚いた。まず、「数年前からひざが冷える、そしてジョギングしたり山歩きすると痛む」と言った。すると、「冷えるのは現代医学では直せない、できるだけ体を温める工夫をしなさい」と言われた。「風呂にゆっくりと入り、ショウガや唐辛子やにんにくなどを食べなさい」と言う。そして、さらに、「体重を減らしてひざへの負担を軽減しなさい」と言う。実に的確な診断だと思った。そして、レントゲンを撮ってみたら、ひざの関節の骨が尖っていてこれが痛みの原因だという。そして、これは老化現象だとも言う。誰もが年を取るとこうなる、特に若いころにスポーツなどでひざをよけいに使った人は早くこうなると言う。

最近は小学生のサッカーが盛んだが、体ができていないうちにひざに負担をかけると、大人になってから必ずひざが早くダメになって歩けなくなると言う。なるほどそうかと感心した。大学病院でも市民病院でもレントゲン検査をしたがこのような診断は無かった。そして、痛み止めの薬を処方された。今度は飲み薬である。普段はそれ程痛くないので、痛くなったときに飲めばよいかと聞くと、炎症を抑えるためなので、きちんと飲めと言う。そして、数日後に超音波検査をすると言う。

ひざの痛みの原因を調べるために、超音波検査までするとは思わなかった。一時間ほどかけて超音波検査をした結果、ひざに少し水がたまっていると言う。ひざに水がたまったという話を人からよく聞くが他人事だと思っていた。山歩きをしている人やテニスをしている人などに膝に水がたまったという人がよくいた。私のように60歳を過ぎてからひざに水がたまるのは遅い方かもしれない。私は子供のころから今までづっと山歩きをしているし、高校時代は柔道部、大学時代は空手部にいたのだから。

医者に言われて気づいたことがもう一つあった。それは、数年前からひざが時々痛むようになった原因の一つは体重が増えたからだということだ。なぜなら、やはり体重が増えたのが数年前からだったからである。体重が増えてひざへの負担が増加し、そのうえ風呂にゆっくり入らなくなったため血液循環が悪くなって水がたまったのであろう。これらが原因であることが改めてよくわかった。医者はひざの水を抜くために漢方薬を使うと言う。これにも驚いた。この先生は漢方治療もするらしい。いわゆる水毒が原因だと言うことである。まさに、現代医学と東洋医学とが融合した治療である。実に感心した。その後、体重を5キロ減量し、漢方薬でひざに溜まった水を取り、できるだけ風呂につかるようにしたら、1ヶ月ほどでほとんど痛みが無くなった。

ところで、山歩きをするときに、ストックを使ってひざへの負担を軽減するようにしている中高年が多い。特に、女性に多いようだ。しかし、体重を落とした方が効果的だと思う。なぜなら、ストックを使っている人のほとんどが太り気味だから。ストックは邪魔になって危険でもあるし、登山道を傷めてしまうからできるだけ使わない方がよい。

それと、靴であるが、やはりクッションの良い靴を使う方がいい。軽登山靴(ハイキングシューズ)の場合には、かなりクッションの良い靴があるが、本格的な登山靴の場合にはクッションの良い靴など一つも無いだろう。そこで、下敷きを工夫する必要がある。最近は、登山用品店にもクッションの良い下敷きが売られているので、これを活用すると良いと思う。また、電気製品などをくるんでいる、プチプチシート(と私は呼んでいる)を下敷きの形に切って使うと、かなり効果的である。思ったより丈夫で簡単には破れない。軽いし、いくらでも使い捨てできるから便利である。それと何よりも暖かい。冷え性の人や冬山には特にお勧めである。

Ⓒ 経営相談どっと混む

次ページ  目次