次ページ  目次

経営相談どっと混む

第20回 女性が山でうんこをする方法

山を歩いている途中で急にうんこをしたくなった場合困るという女性がいる。おしっこの場合には余り時間がかからないのでそれほど困ることはないそうだが、うんこの場合には時間がかかるので困るらしい。本来は山小屋などで用を足すのだが、緊急の場合はしかたない。男の場合にはもちろん何も困ることなどない。どこでもすればいい。しかし、女性の場合そうはいかない。人に見られたらいやだという理由で山へは行かないという女性もいる。しかしその反面、山でうんこをするのが「とっても快感!」という理由で山へ行く女性もいる。

女性の場合、うんこをするのもおしっこをするのも、しゃがんでするのが普通である。しゃがんで用を足している時は無防備になるので、もし、男に襲われたときには逃げられないというのが山に行かない理由である。集団山行ではトイレタイムを設け男と女とが離れた場所でそれぞれ行う。通常、集団山行では男よりも女の方が参加人数が多いが、それは集団山行なら男に襲われる危険が少ないからである。つまり、本来、一人で山歩きをしてみたいが山で男に襲われる危険があるので、そうしたくてもできないというのが女性の悩みである。

女性は山で男に襲われることをひどく警戒する。60過ぎても男に襲われるのを警戒する。当然である。男は70過ぎても女を襲うのだから、60過ぎた女性が警戒するのも無理はない。しかし、20代~30代の若い女性が一人で山歩きをしているのに時々出会う。こういう人に武道の心得でもあるのかと聞いてみると、そうではない。都会にいる方が危険だと言う。車の中に引きずり込まれてしまったらどうにもならないと言う。鍵をかけられたら逃げられないし、大声を出しても外からは聞こえないと言う。その点、山では鍵はかけられないし、大声を出せば誰かが助けに来てくれると言う。言われてみるとそうかもしれない。このような女性は比較的人が多い山を選んで一人歩きを楽しんでいるようだ。

しかし、人がほとんど行かない山域で若い女性が一人歩きを楽しんでいるのに出会うことがある。こういう女性は当然、山歩きの経験を積んでいる。このような山に行くには、それなりの装備と技術が必要である。そして、このことは男にとっても同じである。こういう山では、男に襲われることを警戒するよりも、道に迷ったり、足をくじいて歩けなくなったりして遭難することを警戒しなければならない。遭難の危険は男にとっても同じである。そして、遭難を避けるために他人でも協力すべきことをお互いに知っている。だから、こういう山で出会う人はいざという時の協力者となるのである。男であろうと女であろうと、遭難する危険がある山では、経験のある人に協力してもらう必要がある。よって、男は若い女性だからといって襲ったりはしない。実際に、痴漢が出るのは装備などあまり必要のない低い山だけである。

ところで、男が山で用を足すことを「キジ撃ち」という。これは前を向いて少し足を広げて構える格好が鉄砲でキジを撃つ格好に似ているからだという。おしっこをする場合は「子キジ」、うんこをする場合は「大キジ」ともいう。また、女性がしゃがんで用を足すことを「お花摘み」という。その格好がお花を摘んでいるようだからという。昔の人は優雅な呼び方をしたものである。しかし、実際に花を摘んではいけない。野山に咲く花は尊いものである。多くの山は国立公園や国定公園、あるいは県民の森などになっているから、花を摘むのは違法行為となる。昔、白馬岳のお花畑でうんこをしていたら、頂上の山小屋の方からメガホンで、「そこのお花畑の中にいる人~、直ちに登山道に戻ってくださぁ~い」と言われ、一斉に大勢の人の注目を浴びたことがある。だからといって、人がたくさん歩いている登山道でうんこをするわけにはいかない。

さて、女性が山でうんこをしたくない理由を理解したところで本論を書くことにする。女性が山でうんこをする方法であるが、まず、場所が重要である。やはり、人が歩く登山道でするわけにはいかないので、登山道から外れた適当な場所を探さなければならない。登山道を外れると危険な場所が多いので十分に注意して場所を探さなければならない。平らで藪など身を隠す場所が見つかればよいが、本来、山は平らではないから斜面ですることが多くなる。場所は登山道の谷側がよい。そして、尻を谷側に向けて前を登山道の方に向ける。そして、大きな木の陰でしゃがんでする。こうすると、人から見られる危険がなくなる。なぜなら、谷には人がいないから尻を下から覗かれる事がないし、登山道に人がいても木で前を隠すことができる。木の周囲には通常、下草や藪があるから身を隠すこともできる。また、木につかまることができるので、多少不安定な場所でも大丈夫なのである。

山で何度もうんこをしていると、これが本来の動物としての営みなのだということが分かってくるので、大自然の中で生きていることを実感する。そして、自分が自然の中に溶け込んだようになり、小鳥の声を聞きながら気持ちよくうんこができるようになる。そうすると困ったことに、自宅や駅の狭いトイレでうんこをするよりも、広い大自然の中でうんこをする方が気持ちがいいと思うようになってしまう。さらに、山でうんこをしたいから山へ行きたいなどと思うようになってしまう。山でうんこをするのが好きという女性は正真正銘の山好きである。

Ⓒ 経営相談どっと混む

次ページ  目次