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第2章 経営資源の確認

2-1 事業の根幹部分の決定条件

事業の根幹と周辺

事業は根幹部分とその周辺部分とからできています。たとえ、起業する予定の事業が成長事業分野に属していなくても、左図のように、周辺部分を成長事業分野にすることによって、事業の成功が見込まれることになります(第1章1-2参照)。

ところが、事業の根幹部分については起業する人が決めなければなりません。そこで、今回は事業の根幹部分を決定する条件について書いてみようと思います。

条件は以下の3つになります。

  1. 事業の内容を熟知していること。長年その事業に携わって、その事業についての知識・経験・技術があること。たとえば、ラーメンの製造販売業であれば、少なくとも5年以上ラーメン店に勤務し、ラーメンの製造方法、販売方法、材料の仕入れ方法などについての知識・経験・技術があることです。
  2. 事業の業界に精通していること。第1章の1-3で説明した業界の競合関係および協力関係をよく知っていること。つまり、競合企業、仕入先、販売先、新規参入企業、新商品・サービスなどについてよく知っていること。起業した場合、どの会社と競争することになるか、どの会社と協力関係になるか、どこから材料を仕入れ、どこへ販売することができるかなどです。
  3. その事業が好きで、これからもづっと携わっていきたいと思っていること。別の言い方をすると、困難に出会ってもあきらめずに克服しようと努力する気持ちがあることです。

以上の3つの条件をクリアーすればさし当たって事業として成立します。しかし、これだけでは成功するとは限りません。そこで、次ページ以降で成功要因について説明していくことにします。

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