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1-2 事業分野の選定

前ページで紹介した成長事業分野とこれを支援する事業分野との関係は以下の図のようになります。お分かりのように、成長事業分野は支援事業分野の支援を受けて成長し、支援事業分野は成長事業分野を支援することによって成長するわけです。つまり、お互いに協力することによって相乗効果を生み、より成長することになるのです。たとえ成長事業分野であっても、支援事業分野の支援を受けずに単独で成長するのは難しいのです。

さて、皆さんの中で自分はこれらの成長事業分野とは関係のない事業を行う予定なので成長は難しいと思っている人はいませんか。それは、違います。たとえこれらの事業分野とは関係ないと思われる事業であっても、これらの事業と関連づけることが重要なのです。筆者が言いたいことはこのことです。せっかく、成長することが予想される事業分野があるのですから、これらの事業分野と関連付けを行えば、どのような事業でも成長する可能性があるのです。

たとえば、飲食業であるラーメン店を開業しようと思っている人がいるとします。飲食業は非常に競争が激しい業界ですので、成長することは大変に難しいです。しかし、たとえば成長事業分野の事業を行っている場所・施設の近くにラーメン店を立地するとか、インターネットを活用して集客を図るとかすればよいのです。病院の近くに立地し、塩分や脂肪分を極力抑えたラーメンを提供するとか、健康志向に適したうまいラーメンを提供し、「ラーメンは健康に悪い」という常識を変えることができれば、おそらく急速に成長することでしょう。

さらに、中国人に好まれるラーメン、韓国人向けのラーメンといったように、アジア人向けのラーメンを品揃えして、観光地に立地したり、インターネットで各国から直接注文を受けてレトルトラーメンを販売することもできるのです。売れるようになれば、海外に支店を展開することも可能です。

つまり、事業分野を選定するときに、たとえ、成長事業分野でなくても成長事業分野と関連付けを行うことによって成長事業分野に変換することができるのです。

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